企業理念

社是
広大な世界には活用される事なく、眠っている天然資源があります。

  その貴重な資源は必要とされているか、活用できないか、物造りはその地域に充分貢献しているのか、
製品を永く必要とするお客様の為になっているか、信頼されているかを日々追求し続けています。

経営信条

1 会社の永続
製造工場の適正な利益を保証し、
大切な地域産業として雇用と環境を守り、
会社の更なる発展を目指す。

2 約束厳守
唯一無二の行動と信頼関係により、わが社独自の木材資源の確保と
製品製造工場をロシアブリヤート共和国、クラスノヤルスクで稼働し、国を超え人種や常識が変わっても、お互いを認めあい約束を厳守する

3 社会貢献
恩を受けたら必ず返す。
身に着けた技術、ノウハウ、経験は全て関わっていく人達に教える。
いつかそれが社会貢献になると信じ、メーカーとして現地に貢献しているかを常に問い、国際間の協調や交流を大切にする。

環境への取り組み

日露合弁アスペン箸 半製品工場

株式会社湧別商事は2012年からロシアで日露合弁割箸工場を操業しています。毎月700立方mのアスペン原木から7000ctの半製品を生産後、面取をしOP完封、紙完封、裸箸に加工され日本に輸出されます。

ロシアビチュラ地区のアスペンは無尽蔵に近く有り、割箸以外全く活用されていません。
放置すれば山林火災か老木となり朽ち果て土に還るしかなく、地球温暖化と環境破壊の一因となっています。

国境付近のこの地区に仕事や産業はほとんど無く地元の造材業者は売れないアスペン原木を伐採しません。

ロシア政府は原木輸出には高い関税をかけ、天然資源の1次産品輸出を望みません。
しかし、この工場のアスペン割箸半製品は無税で輸出する事が出来ます。
(ロシア政府の付加価値製品輸出推奨制度)

地元の雇用や環境保全、天然資源の有効活用の為に現地で箸を作る事。
それはビチュラ行政地区、地元雇用者、造材業業者、また最大の消費国である日本にとっても必要不可欠だと考えております。
豊富なアスペンをずっと安定供給可能であるビチュラ生産が、この先の将来も最善なのです。
(現在、約80名の人達が厳寒マイナス40度でも工場内で働いています)

2016年8月より、グランドピアノ用響板、響棒の半製品を製造開始。
2016年10月より、弁当用切底を製造開始。